2025年9月30日に公表された、日本国内企業の主要M&A・資本業務提携ニュースをまとめました。
この日は物流・製造・エネルギー・サービスなど、複数業種での提携・出資が目立ちました。
特に、エネルギー関連では再生可能エネルギー投資への関心が引き続き高まっています。
🚚 八潮運輸、自社グループによる物流再編を完了
- 当事者:八潮運輸株式会社(埼玉県)
- 内容:グループ内3社の吸収合併を実施
- 狙い:営業・配車・整備を統合し、ドライバー採用と稼働効率の向上を図る。
- 出典:企業リリース
⚡ マーチャント・バンカーズ、エネルギーポイントに出資
- 当事者:マーチャント・バンカーズ株式会社(東証スタンダード)/エネルギーポイント株式会社
- 内容:持分法適用関連会社化(出資比率20%)
- 狙い:蓄電池案件を中心とした共同事業開発による再エネ投資拡大。
- 出典:日本M&Aセンター ニュースリリース
🏭 ロッキー一丸、タイヤバルブ部品メーカーを買収
- 買手:ロッキー一丸株式会社(三重県)
- 売手:非公開(中部地方の製造業)
- 内容:全株式取得による子会社化
- 狙い:生産ラインの垂直統合と製造コストの最適化
- 出典:業界紙報道
💻 トライドイノベーション、AI営業支援ツールを展開するAegis.AIと業務提携
- 当事者:トライドイノベーション株式会社(東京都)/Aegis.AI株式会社
- 内容:営業DX分野での共同開発契約締結
- 狙い:M&Aマッチング業務の自動化支援と情報整理効率化
- 出典:PR TIMESリリース
🗣️ 関根のコメント
この日は「グループ内再編」や「段階的出資」など、安定成長フェーズにある企業の再構築型M&Aが中心でした。
特に物流業界では、採用難と燃料コスト上昇を背景に、規模の最適化・経営統合が進んでいます。
また、マーチャント・バンカーズの再エネ出資のように、**“買う”より“関わる”**M&Aが増えており、
この傾向は2026年にかけてますます強まると見ています。
──部分出資や業務提携から始めるM&A設計に関心のある方は、ぜひご相談ください。