2025年9月29日に公表された、日本国内企業の主要M&A・資本業務提携のニュースをまとめました。
この日はテクノロジー、製造業、教育領域での提携・買収が目立ち、特に中小規模企業による戦略的な連携が中心となりました。


💻 トライドイノベーション、AI企業Aegis.AIと業務提携

  • 当事者:トライドイノベーション株式会社(東京都)/Aegis.AI株式会社
  • 内容:AIを活用した営業支援・マッチング領域で業務提携を締結
  • 狙い:M&Aマッチング業務の自動化・リード獲得プロセスの効率化
  • 出典PR TIMESリリース

🏭 株式会社ロッキー一丸、製造部品メーカーを買収

  • 買手:株式会社ロッキー一丸(三重県)
  • 売手:非公開(中部地方のタイヤバルブ部品メーカー)
  • 内容:全株式取得により子会社化
  • 狙い:生産工程の内製化と部品調達コストの最適化
  • 出典:業界紙報道

🎓 EduTech Japan、地方教育コンテンツ会社を買収

  • 買手:株式会社EduTech Japan(東京都)
  • 売手:株式会社Learning Works(長野県)
  • 内容:発行済株式の70%を取得
  • 狙い:教育DX事業における地域展開の強化
  • 出典:企業リリース

🗣️ 関根のコメント

この日は**「現場機能を補完するM&A」が目立ちました。
AI・製造・教育という一見異なる領域でも、共通点は「自社にない機能を持つパートナーを取り込む」点にあります。
トライドイノベーションとAegis.AIの提携は、
“M&Aの営業そのものをAI化する”**という象徴的な動き。
これまで人手と経験に頼っていたマッチング業務の自動化は、今後の業界構造を変える可能性があります。

一方で、ロッキー一丸のような製造業のM&Aは、**“守りの買収”から“攻めの構造改善”**へとシフトしています。
現場力を高めるためのM&Aが増える今こそ、PMI段階での“人と工程の統合デザイン”が重要です。

──業務効率化やDX目的のM&A設計についてお悩みの方は、ぜひご相談ください。