2025年10月7日および10月8日に公表された、日本国内企業関連のM&A・株式保有報告などの動きをピックアップしました。


📊 みずほ証券、日本M&Aセンターホールディングスへの保有拡大(大量保有報告書提出)

  • 対象企業:日本M&Aセンターホールディングス(証券コード:2127)
  • 投資者:みずほ証券株式会社
  • 内容:2025年10月7日に提出された変更報告書で、保有割合が従来の約6.27%から7.36%に増加。 株探+2M&A Online+2
  • 背景/意図:M&Aプラットフォーム事業の成長期待や、情報サービス分野での支配力強化を見越したポジション取りの可能性が指摘される。 株探+1

🏭 メタウォーター、ドイツ E&P 社の株式取得完了

  • 買手:メタウォーター株式会社(証券コード:9551)
  • 売手:E&P Anlagenbau GmbH(ドイツ)
  • 内容:同社の株式譲渡を完了し、全株式を取得。日本の上下水処理や排水処理事業の技術力・海外展開強化を狙う。 日本M&Aセンター
  • 意図:技術やノウハウ、国際市場を取り込む狙い。国内の上下水道インフラ整備ニーズと合わせ、シナジーが期待される。 日本M&Aセンター

💡 MTG、Kirala の買収契約・実行予定

  • 買手:株式会社MTG(証券コード:7806)
  • 売手:株式会社Kirala
  • 内容:MTG が Kirala の株式を取得し子会社化。譲渡・買収の実行日が 2025年10月7日予定との記載あり。 日本M&Aセンター
  • 意図:美容・ライフスタイル関連のプラットフォーム強化、既存事業とのシナジー創出。

🗣️ 関根のコメント(今日のキーポイント)

この日は「海外買収」「通信技術」「地域製造業承継型案件」が混在しました。
特にソフトバンクの ABB ロボティクス事業取得は、製造×高度技術の統合という大きな流れを象徴します。
また、アルミックスの事業承継型 M&A は、地方製造業の後継問題に対応する典型例。

このように、“グローバル強化” と “地域・承継型支援” の二軸が、
現在の国内 M&A 市場で並列に動いていることが見えてきます。